我欲

家は全焼してしまったとのことだが、行方不明だった親戚に幸いにも再会することができた。



一週間以上前のことだが、石原さんが今回の地震津波etc.を「天罰だと思う」と発言した。
賛否あるだろうが、俺的には当たっていると思う。
特に計画停電に慌てふためく首都圏をみるとそんな気が一層強くなる。


「あること」が当たり前過ぎて大げさに考えたことも無かった我欲に、それらが無くなって初めて気づかされる。


よくわからない、知らなくてもいい、誰かが何とかしてくれると信じている。
不安や期待が入り交じって行き着いた先の無関心。
これが日本人の我欲だったのである。


しかし、こんな天罰を受けてなお人々は
「困る」
「何も悪い事はしていない」
「信じてたのに」
「不安だ」
「責任は」
「補償は」
と我欲を口にする。


いい加減聞き飽きたんじゃなかろうか?


目覚めの洗顔にしては払った代償はあまりにも大きい。
危機感が思い出に変わってしまう前に、日本人は新たなステージに進まなければならない。