無線最強時代到来

iPad mini はなんだかんだ言って超いいデバイスだ。
既に成熟の域に達しているappストアの精鋭app達がそのまま利用できるんだから、もはや最初から成功を約束されている皇太子みたいなもんだ。
あと数ヶ月は飽きる気がしない。
というわけで、iPad mini 購入を記念してここ数年手つかずで腐りかけていた身の回りのガジェット環境に新しい風をいれてみた。


Wi-Fi対応ポータブルHDD
以前使っていたLaCieのlittle diskが突如動作不安定となり退役することになった。
2年ほどしか使用していなかったが、やはり日常的に持ち歩いていた為にダメージが大きかったのだろうか。
500GB分のデータを損失したのではたまったものではないので潔く新しいHDの購入することにした。
とはいえ、選定作業は難航。というのも、このサイズのポータブルHDDはUSBが別になっていることが多く、俺の趣味に合わなかったのだ。PCとHDDはあるけどUSB忘れたーんなんてシャレになるかっ。
その点、little diskはUSBケーブル内蔵で、フタを閉めれば塗り物の入れ物ですかってな具合にコンパクトになるのが好きだった。肝心のLaCieの後継機は更に小さく大容量なのはいいのだが、肝心のUSBが別物。どうもしっくりこなかったのだ。


そんなある日、Wi-Fiスマートフォンと接続できるHDDなるものがあることを知った。
なるほど、確かに大量のデータにiPhoneから直接アクセスできたら便利だ。
どうせUSBが外付けならこれくらいの付加価値がないとな、とかなんとか思ってついに購入に至った。


@BUFFALO HDW-P500U3という選択


トライアルにはI-O DATAのWNHD-U500とこのHDW-P500U3、KingstonのWi-Drive、トランセンドのStoreJet Cloud、マクセルのAirStash、pqiのAirDrive、TAXANのMeoBank等々が候補に。
その中で、
・Wi-Drive
・StoreJetCloud
・AirStash
・AirDrive
SSDなので衝撃には強いのかも知れないが、容量が最大でも64GB程度(下二つはSDカードの容量に依存)と、ガシガシ使うには物足りないため脱落。
結局はHDDがまだまだ現役ということで
・WNHD-U500
・HDW-P500U3
に絞られることになった(MeoBankは200GBと容量が少なかった)。


結果的に正否を分けたのはiPhone側からのアップロードができるかどうか。
WNHD-U500ははっきりと読み出し専用をうたっていて、PCからすんなりwi-fi接続できる事以外にHDW-P500U3に勝る部分がなかった。HDD用のバッテリーでスマホが充電できるというのが売りのようだが、そんなことをするやつは自分用のサブバッテリーくらい既に持っている。


@買ってみてわかったこと


・ほんの少し、デカくて重い
サイズはlittle diskより5mmほど分厚い。
重さは公称でlittle diskが195g、HDW-P500U3は285gで90gほど重い。
バッテリーやらなんやら余計に入っているわけだから当然といえば当然。


・公式アプリ「MiniStation Air」はクソアプリ
まず、UIが汚い。そして分かりづらい。
HDDにアップロードした写真が勝手にリサイズされている。
ハード側の設定(SSIDとかパスワードとかいろいろ)以外に使い道なし。
iPhoneiPadで使う場合には「GoodReader」が便利だった。
というか、「FileConnect」や「CloudConnectPro」では権限が無い!とはじき返されてしまった。
今の所はGoodReaderだけがすんなり使えている。
ちなみに接続の際に聞かれるユーザー名とPASSはどちらも「admin」。


・実はPCからでもWi-Fi接続できる
ネットではPCとはWi-Fi接続できないとあるが、スマートフォント同様にネットワークに接続して「ネットワーク」を開くとちゃんとマウントされていた。そして中のデータの読み書きも普通に行えた。試しにiPhotoのデータを入れて起動してみると、時間はかかるものの普通に起動した。
iPhotoはただでさえ重いので遅く感じるが、写真数枚を直接移動する程度ならストレスは感じなかった。


・充電に使用するACアダプタは2Aでないとダメ
正確にはバッテリー切れの状態で今すぐACで起動したい!という場合である。
ある程度充電されるまでは通常の1Aのアダプターでは電源が落ちてしまう。


、、、と、ざっと現時点でこんなところだ。
実戦投入は当分なさそうだが、スマホとの連携で自由度が増した気がする。
気がするだけで何となく満足なのであった。