働き過ぎな4年



まず、現状俺の中で第一なのは部活だ。
しかし、3年生という立場は非常に微妙だ。
上にはまだ4年生がいて自由にさせてはくれない。
下の2年生は1年生を迎える事で先輩意識が強くなってくる。
上からの命令をこなし、かつ下に仕事をさせなければならない。
つまり、何もできないのである。


一番の問題は、4年生の意欲の高さにある。
先代の4年生は人数が少なく、どちらかと言えば当時の3年生が全てを仕切っていた。
その3年生がトップに立ったために、同一世代による統治が連続している状態なのだ。


一番理想なのは、実質的なトップは3年で、4年生は君臨すれども統治せず。
仕事は下に任せて見守るというのがいい。
この大学は6年制なのだが、部活動は4年制大学と同様に4年で引退である。
今のままでは、もし自分がこうしたいという理想を持っていた場合、それを実現できるのは4年生になってからという事になる。
4年生になって一年で整備して引退、では早すぎる。
それではまるで田尾監督ではないか。


こんなことを言うのは自分に「こうしたい」という野心があるからなのだが、もしこのまま4年まで何もできないとなると、結局4年生で動き始めることになり、後輩に仕事をさせる事ができなくなってしまう。


とにかく、3年生に自我が芽生えているというのに、4年生は働き過ぎなのである。