RIBCAGE MOD KITをインストールしてみた (組立編)


前回分解が終わったHERO3+。
今回はRIBCAGEに組み上げていきまっす。





これがRIBCAGE MOD KIT。
こんなちっちゃいブリスターに入って届く。

中身はこんな感じ。
・削りだしの前面フレームx1
・CSマウントx1
・m12マウントx1
・Cマウントアダプター&キャップx1
・IRカットフィルター固定用プレートx1
・ジャンパーコードx1
・六角レンチ2種&ネジいっぱい(適当)

さらに削りだしのフレームを付属のレンチで分解して、、、

中からIRカットフィルターとセンサー固定用スペーサーを取り出す。



さて、まずは削りだしフレーム(ドクロ)の裏側にインディケーターランプのカバー2つとメニューボタンカバーを移植する。
ランプカバーは外側から押し込むと簡単に外れる。

メニューボタンカバーはHERO3の前面カバーに接着されているので、適当なところで切断。



次に液晶とメニューボタンがついたラインを削りだしフレーム(ドクロ無し)に貼り付ける。
パーツがやや干渉しますが、気にせず続けます。

イメージセンサーにスペーサーを噛ませる。

このスペーサー、よくみると3Dプリンターで積層成型されているのが分かります。
時代の流れですね。

スペーサーをイメージセンサー基板裏側から4箇所ネジ留め。
そのうえでフレーム(ドクロ)の裏側に乗っける。

マニュアルによると、フレーム(ドクロ)を表側からみたときに4本のネジのうち1本が写真のようにちょっと出てる感じにするとのこと。

M12マウントをそのちょっと飛び出した1本に噛ませ、仮固定。
ちなみにIRカットフィルターを取り外さない場合はこの時センサーとマウントの間にフィルターを挟んで固定するらしい。
自分は後からIRカットフィルターを外せるよう、M12マウントのフィルター用のくぼみが外側にくるようにして固定。
当然、M12マウントレンズを使用する場合にはフィルターレスになるのでフィルターの入ったレンズを選ぶことになるかと。

センサー基板の裏側から4つのネジを締める。
締め方に注意があるので、マニュアルに従う。



削りだしフレームを合わせる。

裏はこんな感じで、イメージセンサーの配線がビヨーン。

フレームどうしを六角で仮固定。

ビヨーンな配線に両面テープを貼り付け、

ジャンパー登場。

ジャンパーを接続して、

ペタッ

絶縁テープで固定。


さて、次はメイン基板に細工を。

HERO3+では何を血迷ったか基板に小さな突起が追加され、RIBCAGEのネジ穴と干渉します。

ということで基板をゴリゴリファイリング。

突起を削除。

メニューボタンの配線を元通り接続して、

ジャンパーを基板上に引っ張り出して、

KIT付属のネジでフレームに基板を固定。

ジャンパーを基板に接続します。
2次元バーコードのついたチップとジャンパーが盛大に干渉しますが、イライラせず確実に接続。
かなりジャンパーが反ります。


ここまできたらクイックテスト。

バッテリーをくっつけて。

やったー!
メニューボタンを押して正常に動作していることを確認。

ジャンパーに絶縁テープを貼って、

ボディの配線を元通り接続して、基板をボディに戻す。



さあ、あと一息で完成!
先ほどフレームを仮留めしたネジを一度外す。

フレーム(ドクロ)を反時計回りに10°ほど(適当)ずらすと4隅のネジ穴にアクセスできる。


削り出しフレーム(ドクロ無し)とHERO3ボディをネジ留め。
ネジはHERO3のオリジナルを使う。

フレーム(ドクロ)を元に戻して今度は削り出しフレームどうしを六角ネジで固定。



あとはレンズアダプターを取り付けて完成。
M12レンズ固定用のイモネジを取り付ける。
イモネジの先端に緩衝材がついてる。

IRカットフィルターを脱着できる設定にした場合は、M12レンズマウントの上にフィルターを乗っけて、それをCSマウントで固定する方式をとる。
そのためCSマウントリングに写真のドーナツ状パーツを嵌め込む。

ある程度弾性があるので軽く曲げつつパキパキッっと。
よくみるとこれも3Dプリンターで作られている。

IRカットフィルターを乗っけて、って汚ったねぇwww
フキフキ。。

CSマウントリングをイモネジで固定。
あとは好みで三脚などを取り付けられる1/4ネジが切られたブロックを取り付け可能。
完成!!やたー!



1/4ネジブロックを取り付けた状態で、余るネジはこんな感じ。
黒いネジはRIBCAGEについてくるもので、3種類の長さ各1本ずつが予備として同封されている。
CMOSセンサーには触っちゃダメ!でも触っちゃったら組み立て前に拭いてね。」とか「ネジをなくしても心配ナッシング!予備のネジがあるよ!」とか、何かと不器用な人に対する配慮がみられる。
優しいぞBACK-BONE。

M12マウントのみならHERO3用のハウジングに入る。
ただし、バックドアは閉まらないのでモニターとかバッテリーバックパック用の延長バックドアにスペーサーを挟んで使う感じだろうか。
あ、あとメニューボタンがオリジナルより陥没する関係上、ハウジングの上からメニューボタンを押すことが出来ない。スペーサーかませるかWiFiリモコン使うかしないと。

C/CSマウント用のフタがついてくる。特にロゴ無し。

HERO3と比べるとこれくらい厚くなる。
3.5mmくらい?結構分厚い。


というわけでとりあえず完成!
レンズが手に入ったら色々撮ってみよう。