MacでOpticBookを使う

くっそ忙しくて好きなことが一向にできない今日この頃。
学業の都合で大量の書籍の電子化を迫られどうしたものかと。


自炊といえば一昔前にめちゃめちゃ流行ったが、今や情弱一般人の読む様なファンタジーな読み物は電子化された状態での販売が進み、背表紙をギロチンでざっくりみたいな話もあまり聞かなくなった。
それでも自炊したい!という人にはスマホアプリという選択肢もあり、写真をとればあら不思議、スキャナーみたいにくっきりきれい!という時代なのである。
とはいえ、カメラでの撮影はその手軽なイメージとは裏腹に、光源を用意しなければいけなかったり、紙がテカって白飛びするなど面倒なことが結構多い。ましてや紙の歪みを検知してまっすぐにしてくれるというシステムなどはとても実用的とはいえず、やはりフラットベッド型スキャナしかあるまいということになった。


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そこで今回の本題である、OpticBook4800である。
このスキャナーは読み取り部の縁がうっすく作ってあり、書籍の閉じしろギリギリまで浮かせることなくスキャンできるのが特徴という、本を破壊するなど邪道の極み!という保守的な人々にはもってこいの機体だ。
惜しむらくはMacOS非対応という点。
これで諦めて下位機種を選んだ方も多いのではないだろうか。


しかし、結論から言うとMacでもOpticBook4800は動く。
今回動作を確認できたのはOS 10.11.3であることに注意されたい。


Macでの利用にハードルがないわけではない。
追加の出費とテクニック、リスクが伴うので自己責任で以下略。


1)OpticBook4800のMac用ドライバを探す
は?と思われるだろうが、ここでいうMac用ドライバは最新版ではなくOS 10.7用である。実はOpticBook4800にはかつてMacOS用のドライバがあったのである。これをググって探してインストールする。公式サイトにはもはや無い様なのでちょっと怪しいサイトからDLする。このとき、DLしたファイルはそのままでは証明書が無効なために開くことができない。この問題はOptionキーを押しながら右クリックで「開く」を選択で解決できる。インストール後に再起動すると、システム環境設定のプリンタとスキャナーにOpticScan4800が追加されているはずだ。


2)VueScanの32bit版を探す
手持ちのスキャナーが動かないとき、VueScanを使ってみるのは業界では常識らしい。んなこた知らんが、今回インストールするのは最新版ではなく32bit版である。これもググれば出てくる


あとはスキャナーを繋げばスキャンできる様になる。VueScanはシェアウェアなので、買わないとスキャン結果に「買え買え買え」と印刷されてしまう。まずは上記の組み合わせで動作することを確かめ、使えるとなったらアプリ起動時の入力画面から新規購入すればいい。PayPalとクレカが利用可能だ。


というわけで、MacでもOpticBook4800は使えるので参考にしていただければ。