はてなブログに移行したよ。
最近カフエーでMacBookを使うことが多く、席を立つ時にいちいち心配するのもあれなので手軽な防犯対策を考えてみた。
まあ、真のアポー信者ならAppleScriptくらい使っとけって話なわけで、OS標準のスクリプトエディタ.appでサクッと。
まあ、電源に接続してることが前提だけど。
MacBookがバッテリー駆動になってないかを監視して、trueならif〜end ifを実行という繰り返しスクリプト。
実行させる内容はなんでもありで、例では
●display notificationで通知センターに表示をさせることで履歴確保
●sayで文章を読み上げさせて警告。
- set volumeで強制的に音量を上げることができる(最大7)
- say "〇〇" using {"読み上げ音声の名前"}とすることであらゆる言語で読み上げが可能。指定しないと現在設定されている音声で読み上げられる。
- 使用したい音声は「システム環境設定」の「音声入力と読み上げ」であらかじめダウンロードしておく必要がある
●tell application "Messages"以下でiMessage or SMSを送信。
- 手元のiPhoneなどに通知を送ることができる。
の動作を電源が接続されるまで繰り返す。
ついでにスクリプトエディタ.appの環境設定で「メニューバーにスクリプトメニューを表示」にし、スクリプトの保存先をライブラリ>scripts*1にしておけばいつでも簡単に起動可能。
さらにInsomniaXでも入れてDisable Lid Sleepにしておけば、MacBookをパタンと閉じて持ち去ろうとしても大音量の警告音が鳴り続けるようにすることもできる。
使い方としては、席を立つ際にこのスクリプトとInsomniaXを起動しておき(どちらもメニューバーで起動可能)、スクリーンセーバ起動などで画面ロック状態にしておく。
パスコードロックを解除しない限りはスクリプトによる監視を解除できないので、MacBookを持ち去ろうとACアダプタを引っこ抜いた瞬間、警告音が発せられる。
衆目を集めるのは確実だし、ビビって画面を閉じようがそのまま持ち去ろうがバッテリーが続く限りは警告が鳴り響く。
ついでに持ち主に異常が通知されるので、すぐに戻ってくることが可能だ。
つい出来心で手を伸ばしてしまったレベルの奴なら十分撃退可能だろう。
とはいえ一応弱点を言っておくと、、
●電源が利用可能な場所でしか機能しない
とはいえポータブル電源下なら作動可能。わざわざPC対応のポータブル電源まで盗む酔狂な盗人がいるとも思えないし、自分で用意してくるバカもいまい。そもそも一瞬でも電源が外れれば警告が発っせられるのでこれは杞憂かもしれない。
●イヤフォンジャックに何か刺さっているとそちらに音が出てしまう。
最近のMacは物理的にイヤフォンジャックが占拠されていると内臓スピーカーから音を出すことが難しいらしい。もちろん、最大音量で警告音を発せば無音というわけにはいかないが、衆目を集めるレベルになるかはわからない。席を立つ前にはイヤフォンを外しておいたほうがいい。
●インターネットに接続されていないとメッセージが飛ばない
当然といえば当然だが、例えば有線LANでネット接続している場合はそっちから引っこ抜かれるとメッセージを送信することはできなくなる。逆にいえば、カフェなどのWi-Fiに無線接続している場合は電波のジャミングでもしない限りは妨害は難しいと思う。
●その他にも弱点いろいろ
これを言い出すと物理的なチェインロック以外の盗難対策がほとんど無効化されるので言わない。
というわけで、あくまで玩具レベルの防犯対策なので熟練したMac専門窃盗団とかには歯が立たない。職場ならともかく、良い子はカフエーでMacBookを置いたまま離席するなんてバカな真似はくれぐれもしないこと。
*1:ライブラリフォルダへはoptionを押しながらFinderの「移動」でアクセスできる